ヒヴァ
人口4万人以上のヒヴァは、隊商の時代や、人々が恐れをなす部族が暮らしている砂漠や大草原を旅行していたという野蛮な時代と冒険時代を思い起こさせます。現在のヒヴァは、ウルゲンチから南西へ35kmの所にあります。他の中央アジアの都市と違い、ヒヴァの歴史的な雰囲気は不変のままです。ヒヴァの名所を見物するのには1日で十分ですが、そこに滞在すればするほど、ヒヴァの新しい特徴を見出すことができます。朝晩は観光に一番良い時間です。時間の余裕がなければ、まず最初にカルタ・ミノル塔、クフナ・アルク、ジュマモスク、トシ・ホブリ宮殿、イスロム・ホジャマドラサとパフロボン・マフムド廟の見物をお勧めします。
もちろん、ヒヴァの建造物の大部分は博物館になっていますが、現在活動しているモスクもあります。伝説によれば、昔々シェム・イブヌ・ノイが自分の部族と一緒にカラクム砂漠を通っていた折、ある夜、彼は夢を見ました。何千人もの兵士が手に松明を持って砂丘を行進していました。シェムは目が覚めてから、夢を見た場所に目印を付けるために、召使にそこで砂の丘を作るように命じました。シェムは突然のどが渇き、そこで井戸を掘るように指示しました。飲料水が発見された時、人々は「ヘイワフ!すごい淡水だ」と叫びました。そして、その井戸の周りに町が建設され、その町はヒヴァと名づけられました。井戸は今も、旧市街の北西部にあるアブドゥラ・ボルトル通りの107番で、見ることができます。
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